T7000系
2017年5月に、旧時崎高速鉄道時代の車両の置換用として登場し、標準軌路線に投入された。会社再編後2代目となる車両で、優等種別を主に運用する。会社のイメージの転換に繋げるべく、従来の車両に比べ前面デザインも大きく変更されスピード感を表現。全車両にはソーラーパネルを標準装備し、使用電力を削減した他、この時代としては珍しく車端部の一方(先頭車両は運転室寄りに、中間車両は優先席・フリースペースの反対側に)にボックスシートを採用し、中・長距離客に配慮している一方、混雑緩和のために優先席とボックスシート以外の座席では折り畳み式の座席を採用している。以下、製造次車別に解説する。
<1次車>2017年5月から製造されたグループで、8両固定編成26編成(7101F~7126F→現在の7301F~7326F)が投入された。2017年10月からは、東都空港寄りの1号車(現在の3号車)が後述する特別車両併結対応改造のため下記画像の車両(3次車)に付け替えられた。その際編成から離脱した先頭車両は4次車や5次車に転用された。同月以降に製造される7113F以降は1号車(現在の3号車)のみ3次車となっている。
<2次車>2017年8月から1次車と並行して製造されたグループで、10両8編成(7151F~7158F)で投入され、東都空港寄りの2両に特別車両を設けている。当初10両固定であったため特別快速用として運用されていたが、2017年10月から8両編成で運転される準急等でも運用できるよう、3号車の一般車両は下記画像の車両(3次車)に置き換え、2号車の特別車両においては先頭形状を下記画像の車両に改造し切り離し・同形式他編成との併結に対応させた。その際、一般車両の8両編成において改番を行っている(特別車両2両は変更なく7151F~7158Fの2連、一般車両8両は7327F~7334Fの8連)。その際編成から離脱した車両は5次車の中間車両に転用された。
<3次車>2017年10月から切り離し・同形式他編成との併結ができるよう新造された貫通型先頭車両で、一般車両20両(7301F~7312F・7327F~7334F)が製造され1・2次車に組み込まれている。その際1次車の編成から捻出した非貫通型先頭車両は4次車と5次車に、2次車の中間車両は5次車に転用された。
<4次車>2018年5月、一般車両の一部列車の10両化開始に合わせ2両1編成が試験投入された後、2018年6月25日現在2両15編成(7171F~7185F)が投入されている。従来のT7000系に加え、T3000R系、T2000系と併結することもできる。運用は通勤特快・空港特快・特別快速・快速の4種別となっている。
<5次車>2018年5月下旬からT3000R系の最終駆逐を目的に、6月末までに8両18編成が製造される。この内7339編成は2018年6月13日の初音ミク生誕3939日を記念し初音ミク風の塗装となっている(下画像参照)。3号車は貫通型で、10号車は非貫通型となっている。
同車投入後、わずか半年で旧型車両群を全て置き換え、標準軌車両群をT7000系、既存車のT2000系に統一した(T3000R系は6月末で全車廃車解体)。また、一部編成には特別車両を設置し、着席サービスの向上が図られている。以上のことから2両26編成と8両52編成が在籍し、合計で468両となっている。