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T8000系

2017年5月、羽田原~新北馬場ノ関間の緩行線(以下、緩行線と言う)の車両置き換えを当初の目的として登場し、その後関北本線や、東都中央からの大和高速鉄道線・東奈鉄道線の直通用車両として6次にわたり製造されている。地下区間やトンネルの幅制限や運用範囲の関係から、他の車両とは異なり狭軌台車と標準幅車体(2800mm)を採用する。高藤市営南北線・初音高速鉄道線・初音市営地下鉄線・東奈鉄道線・大和高速鉄道線とも乗り入れするため営業用車両としては最も運用範囲が広い。以下、各製造次車別に解説する。

<1次車>2017年5月から緩行線のT2000系の置き換え用と高藤市営地下鉄南北線直通用に投入されたグループで、8両固定編成24編成(8101F~8124F)が在籍している。1550mm幅ワイドドアを採用し乗降時間を短縮。経費削減のためあえて液晶式の車内案内表示装置を搭載せず、代わりに209系と同一のLED式車内案内表示装置を搭載する。


<2次車>2017年9月から、関北線の電化及び初音高速鉄道・初音市営地下鉄直通用に製造されたグループで、6両固定編成12編成(8131F~8142F)を投入。扉は1180mmの標準幅となっている(以下同じ)。8139Fはミクの日10周年を記念し、初音ミク風の塗装となっている。2018年4月から5次車の組み込みに伴い、8139F~8142Fの4編成については8両編成となっている。


<3次車>2017年10月から、関北線西部のT300系等の気動車を捻出するために製造されたグループで、運賃表示器・整理券機等を設置しワンマン機能を搭載している。初音高速鉄道・初音市営地下鉄直通の際、車内の通り抜けができることが必須であることから、このタイプのみ貫通路は中央に設置され、連結時は通り抜けもできる。ワンマン運行時の降り方等の案内のため、この区分から液晶式車内案内表示装置を搭載する。3両固定編成8編成(8171F~8178F)が在籍。2018年4月からは運用形態の変更に伴い、3+3連結の6両4本の状態で則本~奥谷間の各駅停車のみに運用されている。


<4次車>2018年1月から、大和高速鉄道綱山線と東奈鉄道線への乗り入れ用として製造されたグループで、8両固定編成5編成在籍(8125F~8129F)。東都市中心部を主に運用するため、車内の座席の3分の1程度を撤去、その他を折り畳み式の座席にして混雑緩和を狙っている。

<5次車>2018年4月から関北線の8両化に伴い製造された中間車で、2次車と3次車に組み込まれる。3次車では1両ずつ編成組み込み後、2編成繋げて8両固定化を行う(結局のところ2次車組み込み用の2両×4編成の8両しか製造されなかった)。

<6次車>同じく2018年4月から関北線の増発に伴い製造当初から8両編成で落成され、基本的仕様は5次車に準ずる。2次車からの続き番になっていて、2018年5月現在8143F~8166Fの24編成が在籍している。

以上のことから3両8編成、6両8編成、8両編成が関北線向けに28編成、緩行線向けに24編成、東都府南部向けに5編成の合計528両が在籍し、狭軌線及び当社線内では最多在籍となっている(標準軌の最多在籍はT7000系で468両)。

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